よく道端や空き地などでよく見かける茎の赤い雑草「スベリヒユ」が食べられるってホント？！
ということで、今回は我が家がレンタルしているシェア畑で大きく育った「スベリヒユ」を実際に食べてみました！
Contents
スーパーフードな雑草「スベリヒユ」を食べてみた！【野草】
早速畑で収獲してきたスベリヒユを食べていきたいところですが、スベリヒユってどんな成分があるのでしょうか？
なぜスーパーフードと呼ばれているか調べてみました！
そんなことは知っている！というかたは実食へスキップしてください＾＾
スベリヒユとは・・・？
スベリヒユとは、ヒユ科の一種で同じヒユ科の「ほうれん草」や「スイスチャード」等に近いと言われています。
名前のとおり、葉っぱや茎が「つるっと滑るような光沢」を持ち、茹でた際に出る「ぬめりが滑る」ことから名付けられた雑草です。
日本ではほとんどの地域が雑草扱いですが、一部地域や海外では「パースレイン(purslane)」と呼ばれ食用としてマーケット売られている立派な野菜です。
道路の脇道や空き地、畑などによく生息していて、日当たりの良い場所に勝手に生えてきます。
スベリヒユの成分
スベリヒユは成分が優秀で、乾燥させて民間薬として扱われていることもあります。
主な成分は「ビタミン」「ミネラル」に加え、アマニ油などでも有名な「オメガ3脂肪酸」。
「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンB群」「鉄」「マグネシウム」「カリウム」「リン」「カルシウム」などなど・・・
特に植物から取れる「オメガ3脂肪酸」が含まれる量は、植物界ではTOP１！
オメガ3脂肪酸だけでも十分すごいのに、他の成分も劣らないくらい含まれていて、体に良い植物ということがわかりますね。
スベリヒユを摂取すると・・・
- 老化防止
- 脳の活性化
- 脳梗塞防止
- 抗がん効果
- 貧血防止
- ダイエット効果
オメガ3脂肪酸が豊富なことで、「心臓血管系の改善」や「子供の脳の発達」などの効果が得られます。
研究によると、スベリヒユは抗がん作用もあるとのこと。
鉄も多く含まれるため、貧血防止にも効果的で、女性のかたにも是非食べてもらいたい植物です！
スベリヒユの注意点
スベリヒユにはほうれん草やコーヒーで有名な「シュウ酸」も多く含まれています。
茹でることによってシュウ酸は減らすことはできますが、摂取しすぎると尿路結石になるおそれがあります。
シュウ酸を控えるよう言われているかたは食べないようにしてください。
また、道端など空き地に生息していますが、除草剤が撒かれていたり、不衛生なので、必ず畑や庭の安全なスベリヒユを収獲してください。
スベリヒユに似ている毒草「コニシキソウ」に注意！
スベリヒユによく似た有毒の雑草があります。
その名も「コニシキソウ」です。
こちらは食べてしまうと食中毒になってしまいますので、必ずしっかり見分けてください。
コニシキソウの特徴としては
- 「スベリヒユと違って茎や葉っぱに光沢がない」
- 「葉っぱの中央に赤い模様がある」
比較的スベリヒユよりサイズは小さめですが、時には大きく成長してスベリヒユに酷似していものもありますので、判断はできない場合は採取しないでください。
スベリヒユを調理して食べてみた！
レンタルしているシェア畑の自分の区画に立派なスベリヒユが育ったので、収獲して食べてみました！
スベリヒユ収獲
まずは収獲です。かなり大きく立派に育ちました。
今回は畑にあった３株を収獲。茎が太くなっているものもありますね。
※道路や空き地などに生息しているスギナは不衛生なので、必ず衛生的な場所から収穫してください。
ちなみに、あんなに地面を這うように開いていた葉っぱが、収獲すると閉じてしまうんですね。
家に持ち帰ったら葉が閉じていてびっくりしました！おもしろい植物ですね！
スベリヒユを調理
持ち帰ったスベリヒユを下処理していきます。
若い芽だとサラダで生でも食べれるそうですが、今回は立派に成長してしまっているため茹でておひたしにしようと思います！
１．流水でよく洗い、根っこ部分を切り落とす
根っこごと茹でてしまっても構いませんが、土などがついている場合もあるので、切り落としたほうが無難です。
逆に根本を切り落としすぎるとバラバラになってしまい、茹で上がったあとの処理が大変ですので、少し残して切り落としましょう！
２．沸騰した鍋に入れて３分～５分茹でます。
茎が太い場合は、長めに茹でてください。
あまりにもかたい場合は、茎の部分は破棄して葉っぱと細い茎の部分だけ食べましょう。
３．湯がき終わったら、ざるにあげて水けを切り、食べやすいサイズに切ります
お皿に盛り付け、かつおぶしと醤油をかけて・・・
「スベリヒユのおひたし」完成です！
スベリヒユのおひたし 実食！
見た目は色あざやかでかなり美味しそう！！
お味はどうでしょうか・・・？！！！
パクっ！もぐもぐ・・・
どう？？
・・・えっ！！！
なになに？！！
・・・「つるむらさき」の味や・・・！！
おんなじなの？？
いや、同じではないね。
後味は「ほうれん草」ってかんじがするし。
でも食感はぬるっとしてるから「つるむらさき」に近いかな。
おそらくほうれん草にも多く含まれている「シュウ酸」が後味に「ほうれん草」を連想させるのでしょう。
食感や味はほぼ「つるむらさき」で、つるむらさきよりは若干の「エグみ」を感じましたが、雑草感は全くなく美味しくいただけました！
個人的な感想としては、太い茎の部分は少し食べづらかったですね。
なので今後は、もう少し「若い状態のスベリヒユ」にするか、「葉っぱの部分のみ」食べようかと思います。
同じ雑草の「スギナ」を食べたときより遥かに美味しかったです！！
スベリヒユ、リピート確定です！！！！
子供にも食べさせてみた！
ちなみに、スベリヒユには子供の脳の発達にも良いとされている「オメガ3脂肪酸」を含んでいるので、実際に食べさせてみました！
（当時４歳と２歳の女の子です）
ぱくっ！もぐもぐ・・・
もぐもぐ・・・・
どう？食べれそう？？
・・・・・おいしい！！！
おいしい！！！
よかった～！！！
子供も問題なく美味しく食べれるということも証明されました！！
お子様に与える際は、念のため細い茎の柔らかい部分と葉の部分のみにしてみてください。
（太く硬い部分も問題なく食べていましたが、エグみがあったりするので・・・）
スーパーフードな雑草「スベリヒユ」を食べてみた！【野草】まとめ
実際自分で育てて（勝手に育って）食べてみましたが、かなり有能な雑草だと思います！！！
変な雑草食べている感（ギシギシ感）みたいなものも無いので、普通に自分で栽培して食べても良いかなと思うレベルでした！！
なんと食用のスベリヒユの種も売っています！！
もし近くに安全なスベリヒユが採れる場所がない場合は、自宅でも栽培できますよ＾＾
こちらのほうが食用なので、食べやすいかと思われます。
お子様にも安心して食べさせられるので、是非機会があったら食べてみてくださいね♪
